こんにちは、秋田市の古本屋「板澤書房」です。いつもブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
この記事でご紹介するのは、過去に当店から新たな読者のもとへと旅立っていった一冊の本です。あくまで販売済みの書籍であり、皆様が古本の整理や売却をお考えになる際の参考としてご覧いただくための事例紹介となりますことを、あらかじめご了承ください。
さて、今回特にご紹介したいのは、美術出版社から刊行された「新技法シリーズ」の一冊、『鍛金の実際 : 美しい形をつくり出す手と槌の技法』です。この書籍は、当店のブログでも以前から検索からご覧いただく機会が多い一冊。それだけ多くの方が情報を求めている、価値ある専門書であることの証左と言えるでしょう。この記事では、『鍛金の実際』がなぜ今も求められ、古書市場で価値を持つのか、そして私たちがなぜこのような専門的な工芸技法書を積極的に買取させていただきたいのか、その理由を、シリーズ全体の特性や市場動向も交えながら掘り下げてご紹介します。秋田で工芸関連の古本買取、特に専門書の査定をご希望の方は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
なお、現在の在庫状況は日本の古本屋の板澤書房のページでご確認いただけます。探していた本との新たな出会いがあるかもしれません。こちらもぜひご覧ください。
『鍛金の実際 : 美しい形をつくり出す手と槌の技法 新技法シリーズ』

- 著者:山下恒雄 ほか著
- 出版社:美術出版社
本書『鍛金の実際』は、金属工芸の中でも「鍛金」と呼ばれる、金属の板を槌(つち)で打ち延ばしたり絞ったりして立体的な形を作り出す技法について、道具の種類や作り方、その技術を解説した専門書です。美術出版社が刊行した「新技法シリーズ」は、各分野の第一人者が執筆し、写真や図解を多用した分かりやすさで定評があります。
古書としての「特徴」と「評価ポイント」:
『鍛金の実際』が現在でも古書市場で探され、評価される理由はいくつかあります。まず、その高い専門性と実践性です。基本的な道具の説明から核となる技法、さらには表面処理や着色に至るまで、鍛金という一つの分野に特化した知識と技術が詳細に解説されており、実践的な手引書となります。
さらに重要なのは、この「新技法シリーズ」が持つ多様性と、その中に含まれる希少性の高い書籍の存在です。 例えば、過去に当店でも取り扱った中では『組紐を設計する 設計の基本から中世組紐の解明まで』、『細密画描法 : 細密画の学び方、技法、展開、系譜』、『タピストリーを織る』などがあります。これらは、扱っているテーマの専門性が極めて高く、かつ発行部数が少なかったり、長らく絶版状態で入手が非常に困難だったりするため、古書市場において特に高い価値が認められています。つまり、「新技法シリーズ」であれば何でも同じように評価されるわけではなく、書籍ごとの内容の専門性、希少性、そして現在の市場での需要によって、その価値は大きく異なるのです。『鍛金の実際』も、その内容の充実度と安定した需要から、同シリーズの中でも特に価値ある一冊として位置づけられています。
「なぜ当店が買い取りたいのか」―変動する市場と適正査定の重要性:
当店板澤書房では、美術・工芸分野、特に『鍛金の実際』や前述のような専門性の高い技法書の買取・販売に力を入れています。工芸家を目指す方や研究者、愛好家の方々から、こうした書籍に関するお問い合わせを多くいただきます。私たちは、探している方々の需要に応え、必要としている人に本を届けることを重要な役割と考えています。
しかし、古書の価値は常に一定ではありません。例えば、同じく「新技法シリーズ」の良書であった『刺し子の技法』は、2023年に復刻版が出版されたことで、古書としての市場価格(相場)は以前よりも落ち着きました。このように、復刻版の登場や、メディアでの紹介による一時的な需要の急増、あるいは研究分野の変化など、供給側・需要側双方の様々な要因によって、古書の買取価格は常に変動します。
だからこそ、私たちは、単に発行年や本の状態で判断するのではなく、常に最新の市場動向を注視し、その書籍が持つ本来の価値(内容の専門性、資料性、希少性)と現在の需要を総合的に判断して、その時点での「適正な価格」を提示することを何よりも大切にしています。これが、私たちが考える「誠実な買取」です。ご自宅に眠っている『鍛金の実際』、あるいは他の「新技法シリーズ」の書籍、専門的な工芸技法書がございましたら、ぜひ当店にご相談ください。その価値をしっかりと評価させていただきます。
『鍛金の実際』や『組紐を設計する』『細密画描法』『タピストリーを織る』など、「新技法シリーズ」の希少本、および各種工芸技法書、誠実買取いたします!
専門的な工芸技法書、その価値を板澤書房が見出します
今回は、『鍛金の実際』を例に、専門的な工芸技法書、特に「新技法シリーズ」のような書籍が持つ価値の多様性や価格変動の要因、そして当店の買取査定における考え方について詳しくご紹介しました。秋田市および秋田県・近県で、工芸書、美術書、専門書の古本買取をお考えなら、ぜひ「板澤書房」にお任せください。
「こんなに専門的な本、買い取ってもらえるだろうか?」「価値がよく分からない」――そうしたご心配は無用です。市場動向を踏まえた上で丁寧に査定し、その本の持つ価値をしっかりと評価いたします。復刻版の有無や現在の需要なども考慮し、ご納得いただける適正価格での買取を心がけております。遺品整理や書斎整理に伴う大量の書籍処分も、無料の出張買取で対応いたしますので、お気軽にご相談ください(秋田県内および近県対応)。
私たちは、一冊一冊の書籍に敬意を払い、それを必要とする次の方へと繋ぐ橋渡し役でありたいと考えています。『鍛金の実際』をはじめとする工芸技法書はもちろん、美術書、デザイン関連書籍、郷土史資料、学術書など、専門性の高い書籍を幅広く取り扱っております。「これはどうだろう?」と思う本がございましたら、まずはお電話、メール、または店頭でお気軽にお問い合わせください。
古本との出会いは一期一会。最新の在庫状況は、日本の古本屋の板澤書房のページでご確認いただけます。思いがけない掘り出し物が見つかるかもしれません。
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ご自宅にいながら、簡単に買取が可能です。 出張費、査定費は一切かかりません。
お近くの方、少量の書籍を売りたい方は、店頭への持ち込み買取も大歓迎です。
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あなたの大切な本を、次の方へ繋ぐお手伝いをいたします。
「これは売れるかな?」と迷ったら、まずは板澤書房にご相談ください。
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